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カレンダーガールズ

2003年の米英合作映画「カレンダーガールズ」を観た。
イギリスのヨークシャーに住む婦人会の女性たちが、チャリティのために
ヌードカレンダーを撮影することになる、というお話。
出演する女性たちが、ヌード撮影をためらいながら
だんだん乗り気になっていく様子が本当にチャーミングで
女性は年齢は関係なくおしなべて愛らしい!と思いながら見ていた。
そしてところどころに映し出されるヨークシャーの
どこまでも広がる緑の風景が美しく、行ってみたいなと思ったのだ。

っと、こう思うのは私には珍しいこと。
だって基本的に海外旅行が好きではないのだ。
オーストラリア、アメリカ、フランス、イタリア、チェコ、
アフリカ、イギリス、フィリピンetc...と色々行ったあげく
たどり着いた結論は「日本が一番好き!」なのだ(遅い?)。

だって電車は正確にやってくるし
スリはいないし、トイレはいつも無料でたいてい奇麗だし
水は安全だし、夜中でも大抵街中を一人で歩ける。
困ったら助けてくれる人がいるし、何より努力しなくても
日本語が全国で通じるのだ。
(ひとつの言語が通じない国だって沢山あるのに)。
おっと、それに野菜と果物がすごく美味しく種類が豊富!
(寒い国に行ったら食事のバラエティはがくんと減る)

確かに、ヨーロッパみたいな古い街並や石畳もないし
人に合う度にほっぺにチューする挨拶の習慣もないし
見知らぬ人と目があって微笑みあうこともあまりないのだが。
それでも20kg近いスーツケースを持って治安の心配をしながら
何時間もCO2を大量に吐き出して飛行機に乗り
不便をしながら旅をする楽しみも、
それなりにあるのだろうが。
夫とよく話すのは
「こんなに世界各国の映像や情報がはびこり
食べ物や製品も流通しまくっているこんにちじゃ
初めて浦賀を訪れたペリーの驚きと比べて
海外でのカルチャーショックも発見も半減ではないだろうかね。」


近年の私は、地元の行ってみたこともない露地を入り込み
江戸時代から建ってる日本家屋を見たり
日本にしか生えていない杉や檜の違いを見分けたり
もちろん、お茶やお花のお稽古を頑張ったり
梅干しやお漬け物を一生懸命作ったり
ご近所のおばあさんと立ち話をしたり
そういうことのほうがしっくりくるのだ。
だってこれって、ここでしか味わえないものだから。
そんでもって、こういうのを外国の人が見たら
「ラブリー」とか「クール」って思うシーンじゃないだろうか。

ねえ、みなさん忘れてませんか?
日本にしかないものって(たいていルーツは中国!)
すっごくカッコいい。
というわけでこれからもグローバルな時代ですが
徹底してローカルを大事にしたいと思います。
(で、ますます偏屈だと言われる私になるのだ…)
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