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鹿としいたけの関係

野菜中心の食生活を初めて約9ヶ月。
新たなジレンマに直面。

先日和歌山日高郡に住む叔父のところに遊びに行った。
ここで叔父たちは椎茸を作っている。
スーパーはおろか、JAの直売所でも見られないくらいの
大きな、肉厚の椎茸で、かなり美味しい。
その椎茸づくりの現場を見せてもらった。
この椎茸を食べに鹿たちがやってくるという。
叔父は農家ではないけれど、さすがに椎茸を食べられたら困るので
鹿よけのネットをかけている。
そこにある日、牡鹿がかかった。
角がネットにからまって、鹿はそれを全力でふりはらおうとし
その力は人間が近寄れないくらいすさまじいらしい。
それで、残念ながら猟師さんをよんで、射殺してもらうしかなかったとのこと。
「どうすれば助けられたの?」ときいたら
「麻酔銃を打って、ネットからはずすしかない」と。
なぜ麻酔銃を使わなかったのか、あるいは使えなかったのかは聞くのがはばかられた。


私は、何もしらないで美味しいとおもって食べていた椎茸のかげに
鹿が犠牲になっていることを知って
ただただ、ショックでした。
大型の動物は殺しちゃいけない。
そんなのわかってる。
でも自分たちが育てているいちぢくに毛虫がついたら全部つまみ出したくなるし
実際そうしている。
叔父たちだって、同じような感覚にちかいのではないだろうか。

天敵であるニホンオオカミがいなくなったから鹿が増えている?
今は人間が天敵だから、有る程度射殺していい?という人がいる
↑本当にいいの?
鹿が増えるとどんな問題がある?誰が困る?農家だけ?
私みたいな消費者も困るよね。
逆に鹿がいることで、どんな利点がある?
わからないことだらけである。

ひとつずつ調べようと思う。

下の写真は今でもいちおう月輪熊がでる、という日高の山です。
※この辺りでは熊が直径12cm以下のククリ罠は使用禁止だそうです。
正確に記しておくと、高野町、九度山町、かつらぎ町南、旧清水町の一部、旧美山村
旧龍神村、田辺市おうとう山では
12cm以下のククリ罠は禁止だそうです。

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コメント 5

cooltk

 お久しぶりです。 お元気に生活されているようで安心しました(^ω^)

しかし、残念な記事に出くわせてしまいましたよぉ。
その鹿、殺されるようなことを一切していないのに・・。
例えそれが、山の幸を食い荒らしたとしてもです。
何故ならば、そもそも山は動物の為にもありますことはtrikoさんも優しいお気持ちを持っているのでお分かりだと思います。

元々動物が住む領域に人間が勝手に家屋を建て、そこらでの元々ある椎茸に着眼し栽培し、それら全ての物を人間の物だと勘違いをする。
そして、何より撃つという行為が好きな者(猟師)が、趣味も兼ね備えて撃つ。 これが今の現代に蔓延る悲しい事象だと思います。

もし、私が居たならば撃つなんて一切考えず、動物を心でなだめて網から開放していますね。
私が肉食をしていないから、肉食人間としての魂が無く、動物らには私の気が読めるはずであり、動物はそんなに恐れず暴れません。
どんな動物でも殺してはなりません。

人間には知恵が備わっているので、傷付けずして動物を解放しなければなりませんね。 なんの為に人間に知恵を与えられたのかを人間達は先に考えなければならないのですね。
何ら一切の傷付けずして、供に平和に共存共栄が望ましいのです。
動物より人間の方が知恵は優れているのですから、人間が良識の中でリードして動物を守らなければなりません。
それが出来なければ、知恵を授かった人間としての機能は果たせていません。
昨今、動物による被害というTVが多々報じられていますが、明らかに人間のエゴのみで考えている心ばかりです。

その鹿を撃った人は、あの世でも良い場所へには決して逝けません。
それらを人々は、肉食せず魂で読んで分からなければならない時期に差し掛かっています。
肉食しなければ、徐々にその魂の位置に気づけられる場所へ到達出来るのですが・・・。
鹿を天敵だと思う人々にはアニメのバンビなども観て欲しいですね(

すいません、ダラダラと文を。。。

by cooltk (2010-10-03 04:14) 

triko

cooltkさん、いつもコメントありがとうございます。
cooltkさんのような方とお話したら、安心します。

今回、私がとくに言いたかったことは
いくらわたしが菜食主義をしたって
しらないところで、まったく予想をしていなかったところで
沢山の生命が犠牲になっていること、その衝撃でした。
とくに果樹や山で栽培されるものは殆ど
その裏に間接的に、そして直接的に
動物が犠牲になっており、
たとえ菜食主義でも
その農作物を食すこと自体で
すでに罪深いと思うようになってしまいました。

cooltkさんは、これについてどのように思われますか。
よかったらまたコメントください。

by triko (2010-10-04 13:02) 

cooltk

こんちゃ~(^ω^)
trikoさんが努力されている中でその衝撃を見つけてしまったのは致し方無いと思います。
人間はそもそも罪深い存在です。 だからこそ天に居られず人間として生まれ変わり、日々の生活で心の修行をするのですね。
罪深いと思うように・・・と仰っていますが、神仏は山の恵みや農作物を食すことは許しています。 間接・直接の幅広い因果関係まで考えてしまうと何も食べられません。

trikoさんは賢い人なので、究極な考えにも到達出来るような女性なので、時に自身までも犠牲に強いることもありそうなのですが、本来元々にある自然の摂理上での普通な考えで良いと思います。 それらを究極に考えてしまう果てには、それ以上になると完全なる修行僧になるしかありません。 多分日本には居ません。何も食べないあるいは水だけとなってしまい、これらで生きて行けるのは私達が持つ普通の魂と比べてはなりません。
こういう人は超越した魂の持ち主であり、その人が死んでも天が約束されているのと同じですね。

人間が田畑で栽培をしつつ、動物による被害を訴える農家の方々が多いのですが動物にも食べさせれば良いのです。人間には知恵がありますので、それらを全て与えてしまうのではなく人間の分として守らなければならない義務も生じて来ますよね。 農作物も守るのに、鉄砲や罠など必要は無いですね。
これは自分達が作った物だ!被害は億だ! とか、言っていますが、そういう考えを持つ人というのは、この地球上で生かされていますという意識が欠如した思考なのですね。 皆、人間は勘違いをしているのです。 人間のものだと。

この地球上は人間のものではなく、虫も動物も人間もその他のありとあらゆる森羅万象上で供に平和に共存共栄を心がけなければなりませんよね。


あはは、またダラダラとすみません。 trikoさんの疑問に上手に答えられていないかもしれない?!
by cooltk (2010-10-04 21:22) 

cooltk

追記させていただきます(^ω^) 再度ごめんね。

たとえば、人間はお腹が空いたら何かしら食べますよね。
しかし、おにぎり一個も買えない人も存在します。
そういう人へ食事を与えてあげれば必ず感謝をします。
それは動物へにも同じことで、動物も人間同様お腹が空いて困っています。 そこで、人間が分け隔てることなく優しさの気持ちから与えてあげれば、その動物はその人へ必ず感謝します。感謝している心は人間にはそれが分からないでありましょう。
それら感謝の念というものは、一体何処へ行くと思いますでしょうか_?

 それらは、その人の魂へ必ず刻まれ、損得の "得”に蓄積されます。

人間はこの世へ魂の修行をしに来ています。 得を積むというのが人間への大前提の課題なのです。 助け合いが常識です。
 それらを分かっていない大勢の人間が勘違いを起こし易いのですね。 それは魂の向上という思考にさえ至れられないからなのです。
 よって、犯罪も決してなくなりません。

 たとえ苦労して人間の手によって作られた物でも、慈愛を以ってその対するものへ与えられる心がなければなりませんよね。

 私は頭悪い為、説明が下手ですが、trikoさんの脳で私が述べたいことを悟ってください(笑)


by cooltk (2010-10-04 22:32) 

triko

coooltkさん
御丁寧にお答え下さってありがとうございます。
おっしゃること、よくわかります。
私も人間中心な観点での自然との関わり方に
日々疑問を覚えます。

たまにプチ修行に出たい気持ちになってしまいますが
私の中の9割は俗なので、修行にはいたっていません。
最近はとくに沢山食べ過ぎることも罪だな、と思って
山の恵みも頂くけれど、節度をもって食べようと強く思っています。
あと、うちには小さい土地があるので
やはりそこで自分たちの食べるものは
自分たちで少しでも作れたらいいなと思うようになりました。
簡単にスーパーで食料を買えるようになったから
食物ができるまでの経緯、そこで何を犠牲にしているのかなどが
見えなくなっているのだとも思います。
これはお肉や魚でも勿論同じ事で、これらを食べる人たちも
自分達で解体するならば
もうすこし節度を持って食するのではないかとも思います。
罪深いけれど、生かされているのならば
何か役立つことをしないといけませんよね…。

いつもコメントありがとうございます。


by triko (2010-10-05 08:25) 

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